シャープペン

【これぞ正統派】ステッドラー 製図用シャープペン 925 35 をレビュー

ステッドラーはドイツに本社を置く1835年創業の老舗メーカーで、主に筆記具や製図用品を製造・販売しています。

今回はそんな製図用品を世に送り続けて100年以上の歴史を持つステッドラーから発売されている製図用シャーぷペン「ステッドラー925 35」の紹介とレビューをしていきます。

ちなみに、「ステッドラー 925 35」はそれよりも以前から発売されていたシルバーカラーの「ステッドラー 925 25」の発売20周年記念として2010年に発売されたナイトブルーシリーズになります。

製品情報

https://www.staedtler.jp/products/sharp/seizu.html
製品名称 ステッドラー 925 35(ナイトブルーシリーズ)
メーカー ステッドラー
販売価格 1,200円(税込1,320円)
芯径 0.3mm
0.5mm
0.7mm
0.9mm
2.0mm
材質(ボディ) アルミ
重さ 17g(2.0mmのみ21.5g)
長さ 14.3cm
公式HP 製図用シャープペンシル│ステッドラー日本【公式サイト】

ステッドラー 925 35の特徴

ナイトブルーの落ち着いた仕上がり

ステッドラー 925 35のルックスはメタリックでありながら非常に落ち着いています。
ナイトブルーのカラーリングにシルバーのパーツとロゴが良いアクセントとなっていてとにかくカッコいいです。

口金や高度表示窓、クリップといったパーツには艶消し加工は施されていません。そのためかなり反射します。

欠点としてはアルミボディなので指紋がつきやすいといったところでしょうか。

4mmのガイドパイプでクリアな視認性

ステッドラー 925 35は製図用シャーペンです。そのため、当然ながらガイドパイプは4mmとなっています。

そのため、筆記時に書いている線がとてもよく見え、ストレス書くことができます。また、ガイドパイプが長いので定規にも当てやすいです。

グリップ力抜群のローレットグリップ

グリップは金属製で、いくつものギザギザがついているローレットグリップとなっています。

ステッドラー 925 35のローレットグリップは他のシャーペンのローレットグリップよりもかなりキツめで、しっかりとしたグリップ力発揮してくれます。

そのため、筆記時も安定して書くことができます。

低重心設計

写真でもわかるとおり、ステッドラー 925 35の重心の位置は低めです。そのためペンの重さがペン先に乗り、ブレない安定した書き心地を実現しています。

また、重さが手に乗らないので、書いていて手が疲れてくるといったこともありません。

硬度表示窓

表示できる硬度の種類は3H、2H、H、HB、B、2Bとなっています。

実際に使ってみた

トップクラスの書き心地

実際に使ってみるまではその重量感のあるルックスから硬い書き味を予想していました。でも、その予想ははいい意味で裏切られました。

実際の書き心地はそのルックスに反して予想以上になめらかです。また、製図用シャーペンということで、気になるペン先のブレも一切ありません。そして、程よい重量感のおかげでペンの重みに任せて書くことができるので、手のブレも最小限に抑えることができ、安定感ある書き心地を実現しています。

書き心地についてはシャーペンの中でもトップクラスではないかと思います。

また、使っている時にクリップが手に当たるといったこともないのでストレスなく書くことができます。

少し重めのジャストな重量感

ステッドラー 925 35の重さは17g(2.0mmは21.5g)となっております。
ですが、持ってみるとそこまで重くは感じられません。逆に程よい重量感で、筆記に非常に最適です。

ちなみに、ペンテルのスマッシュの重さは13g。
スマッシュが少し軽いと感じている方にはちょうどいい重さかもしれません。

一回のノックで出る芯量は多め

一回のノックで出る芯量は他のシャーペンよりも多めです。

※2回ノックしするとこれくらいの芯が出る

私は、芯は長めに出して書くのが好みなので、他のペンを使うときはいつも3回ほどノックしているのですが、同じような感覚でステッドラー 925 35でも3回ノックして使うとほぼ100%の確率で折れました。

わかりやすく比較すると、ぺんてるのスマッシュでのノック3回と、ステッドラー 925 35のノック2回の芯量がだいたい同じくらいでした。

グリップが他のペンを傷つけるかも

ステッドラー 925 35のローレットグリップはグリップ力が抜群ですが、その反面、ローレット加工のざらざら感がかなり強く、筆箱の中に入れているともしかしたら他のペンを傷つけてしまうこともあるのではないかと感じました。

そのため、他のペンを傷つけずに安心して持ち運びたいという方は何か保護ケースに入れておく必要もあるかもしれません。

まとめ:欠点のない完成されたシャーペン

ステッドラー 925 35には欠点といえる欠点がなく、非常に完成されたシャープペンでした。

製図用シャープペンとしての安定感ある程よい重量感の書き心地で、これぞザ製図用シャーぷペンといった感想です。その上、デザインもカッコいいの一言です。

自分も何か製図用シャープペンを一本買って試してみたい!という方におすすめできるシャーペンではないでしょうか。

みなさんもぜひ一本手にとってみてはいかがでしょうか。

最後に、ここまで読んでいただきありがとうございました。