PILOTから発売されているS20は、デザイン・書きやすさ・楽しめる経年変化など多くの人から高い評価を得ている木軸の製図用シャープペンです。
私は文房具にハマった中学1年の時に初めて購入し、それから約7年ほど使い続けています。最初の頃に比べると艶もかなり出てきて愛着ある一本になっています。
今回はそんな使っていくほど楽しめるシャープペン「S20 0.5mm ディープレッド」を紹介していきます。
製品情報
製品名称 | S20 |
メーカー | PILOT |
販売価格 | 2,200円(税抜2,000円) |
芯径 | 0.3mm 0.5mm |
カラー | ブラック ブラン マホガニー ダークブラウン ディープレッド |
長さ | 14.6cm |
重さ | 18g |
公式HP | S20 | 製品情報 | PILOT |
S20をレビュー
外観・内部機構
S20は木軸で非常に高級感があります。口金・中央のリング・クリップなど軸以外のパーツは艶消し加工がされており、木の落ち着いた雰囲気とよくマッチしています。
木目はそれぞれが違い自分だけの一本を持てるので、使っていて愛着が湧いてきます。
軸はただの木材ではありません。「樹脂含浸カバ材」というカバ材に樹脂を染み込ませて作る木材が使われているため、木でありながら湿気や衝撃に強く、文房具として使うのに十分な耐久性を備えています。
硬度表示窓はキャップにあり、表示できる硬度は「2H・H・F・HB・B・2B」です。
やや硬めで動かしにくいですが、使っている時に勝手に硬度表示が変わることはありません。
消しゴムにはクリーナーピンが付いており、ガイドパイプに芯が詰まった時に楽に取り出せます。最近のガイドパイプが長いシャープペンには付いていないことが多いのでうれしいポイントです。
チャックには金属チャックが使用されており、内部の高級感もしっかりあります。
このチャックは口金を外してもノックできるので、口金が緩んでも安定して芯を供給してくれます。ただの木軸のシャープペンというだけでなく、製図用シャープペンとしての精密さもしっかりと兼ね備えています。
木軸ならではの握り心地
S20は木ならではのザラザラとした感触があり、すべりにくくペンをしっかりと握ることができます。
グリップはゆるやかな曲線となっていて指がしっかりとフィットするため、握ると安定感があります。
使っていて感じたのは、グリップ力は買った当初の方があるということです。
木のザラザラとした質感は使い込むと経年変化でツルツルとした感触が出てきます。ですが、滑って使えないということは全くなく、気にならない程度です。
万人向けの書きやすさ
写真でもわかる通りS20は低重心設計です。ペン先に重さが乗るので、それほど力を入れなくともペンをなめらかに走らせることができます。
重量は18gとシャープペンシルとしては重すぎず、軽すぎません。オーソドックスな書き心地はも万人に自信を持っておすすめできます
S20の書き心地は安定感も抜群です。
4mmのガイドパイプのおかげでペン先の周りがよく見え、ペン先のブレも全くありません。また、指がグリップの曲線にしっかりとフィットするので、細かな作業がしやすく、製図用シャープペンとしての筆記性能は十分なものです。
私S20を長年使ってきてきましたが、皆さんにぜひおすすめしたいことがあります。
それは、シャー芯はBを使うことです。HBより濃く書けるのはもちろんのこと、Bの柔らかめの芯がS20の書き心地によくマッチします。
ぜひ試してみてください。
経年変化も魅力の1つ
S20の魅力は経年変化を楽しめる点です。使い込むと艶が出てきて、木ならではの味わいをより感じられるようになってきます。
↑わかりづらいですが、右のS20には艶が出ています。
最初は木の少しざらついた感触を、使い込んでからは指に馴染んできて木が持つやわらかさを楽しむことができ、長く使っていきたいシャープペンです。
においはあまり気にならない
木ということで気になるにおいですが、近づけば多少においがありますが、普通に使っているぶんには全く気になりません。
近づかないとわからないにおいも使っているうちにとれてくるので、あまり心配しなくても大丈夫です。
まとめ:使っていくほど楽しめるシャープペン
S20をまとめると….
・木軸で落ち着いた高級感あるデザイン
・それぞれ木目が違うから自分だけの一本を持てる
・樹脂樹脂含浸カバ材で耐久性も十分
・万人におすすめできる書き心地
・楽しめる経年変化
S20は使っていくほど楽しめるシャープペンで、私の中では一番好きなペンです。デザイン・握り心地・書きやすさの全てが完成されており、万人におすすめしたいシャープペンです。