「ジェットストリーム」
数あるボールペンの中でも、三菱鉛筆のジェットストリームという名前はあまりにあまりに有名です。
その中でも今回は、単色ボールペンとしては最上位にあたる「ジェットストリーム プライム 回転繰り出し式 シングル」を紹介します。
シリーズの中では唯一リフィルに国際規格である「G2規格」を採用し、重さも30gなど、それまでのジェットストリームとは一線を画したものになっています。
さっそくレビューしていきたいと思います。
製品情報
名称 | ジェットストリーム プライム 回転繰り出し式シングル |
メーカー | 三菱鉛筆 |
販売価格 | 3,630円(税込) |
インク | 油性 |
ボール径 | 0.38mm、0.5mm、0.7mm |
長さ | 14cm |
重さ | 30.3g |
公式HP | https://www.mpuni.co.jp/products/ballpoint_pens/jetstream/jetstream_prime/prime_kaitensingle/sxk_3000.html |
ジェットストリームプライム 回転繰り出し式をレビュー
曲線を描く優美なデザイン
外観は角が全く使われておらず、滑らかな曲線で構成されています。
丸みを帯びたデザインが、優美さを演出しています。さすが、プライムの名に恥じぬデザインです。
ただ個人的に気になった点が一つ。
ペン先の黒いリング状の部分です。
この黒い部分は全てのカラーに共通して付いています。
なので、ブラック以外では色の統一感が失われてしまい、少しチープさを感じてしまいます。
国際基準「G2規格」のリフィルを使用
回転繰り出し式には唯一G2規格(別名「パーカータイプ」とも言う)のリフィルがつかわれています。
ほとんどの高級ボールペンにはこのG2規格のリフィルが使われているのですが、回転繰り出し式が発売される前はジェットストリームにはG2規格のリフィルはありませんでした。
ですが、ジェットストリームにG2規格のリフィルが登場したことにより、高級ボールペンでもジェットストリームのリフィルを使えるようになりました。
公式には推奨されていませんが、回転繰り出し式には他のG2規格のリフィルを入れて使うことも可能です。でも、ジェットストリームの書きやすさを考えると他のリフィルに変える必要性はあまりないでしょう。
軸の回転は重めの感触
公式HPでは「ペン先の繰り出し動作に適度な重みをもたせ、回転繰り出し式シングルに求められる上質な操作感を表現しています。」と紹介されています。
回してみると確かに、高級感を感じます。
公式で紹介されているように、動作には適度な重みがあり、そして滑らか。
リフィルがスッとペン先から押し出されます。
上質な操作感です。
重心の位置は高い
ここまでは欠点は特にありませんでしたが、ここで少し気になる点が。
それは重心がけっこう高いということです。
私はシャープペンを使う機会の方が多く、低重心のものを好んで使っているのですが、そんな私からすると、高重心のボールペンというのは使っていて少し違和感がありました。
ペン先ではなく手にずっしりと重さが乗ってきます。
重さのある書き味
回転繰り出し式 シングルは重さが30.3gとかなりの重量です。
筆記時にずっしりとした重さを感じます。
その重さのある書き味は「低価格帯のペンとは違う」という特別感を感じられます。
そして、さすがジェットストリームと言ったところでしょうか。
油性インクとは思えない滑らかさです。
ですが、やはり重要がある分、使い勝手は少し悪くなってしまうでしょうか。
他のジェットストリームと違い取り回しの良さよりも「書く楽しさ」に重点を置いている、そんな気がしました。
まとめ:価格以上のボールペン
3,630円とボールペンとしては中価格帯ながら、それ以上の高級感を感じられます。
書き味は言わずもがな。
値段は少しお高いですが、自分へのプレゼントとして、また、贈り物としても喜ばれるボールペンです。