パーカーから発売されている「ジョッター」はボールペンが1954年に発売され、パーカーの中でも長い歴史を持つ製品です。
ボールペンから始まったジョッターですが、今では他にローラーボール、万年筆、シャープペンがラインナップされています。
ジョッターは高級筆記具ブランドであるパーカーの中では比較的お手頃な価格で、歴史もありデザインも良いため、今なお根強い人気があります。
今回はそんなジョッターのボールペンを購入したので、書き味や質感などをレビューしていきたいと思います。
製品情報
製品名称 | ジョッター ボールペン |
メーカー | PARKAR(パーカー) |
販売価格 | 2,420円(税込)(Amazonでは1,300~1,700円ほど) |
純正リフィル | QUINKflow 1,0mm |
長さ | 13.2cm |
重さ | 15g |
公式HP | ジョッター ペン コレクション | パーカー |
ジョッター コアラインをレビュー
60年以上変わらないデザイン
ジョッターは1954年に発売され、小さなマイナーアップデートはあるようですが、基本的なデザインは60年以上のあいだ変わっていません。
軸はステンレススチール製で、銀色の部分にはヘアライン加工が施されているため高級感があります。
黒の部分も光沢が抑えられたマットな質感で、非常に落ち着いた印象です。
また、全体的に曲線が使われた形状で、ペン先に向かって細くなっています。また、長さが短めなので少し小ぶりな印象を受けます。
ジョッターのデザインで象徴的なのはクリップです。
「矢羽クリップ」と呼ばれているこのデザインは1933年に誕生しました。その後1957年にパーカーの正式なエンブレムとなっています。
2015年にはデザインに少し変更が加えられ、ジョッターも以前のモデルとはクリップのデザインが少し異なっているそうです。
G2規格のリフィル
ジョッターのリフィルは国際規格で定められた「G2」という規格を使用しています。
G2規格のリフィルは当初パーカーの油性ボールペン用として開発され、その後、国際規格として定められました。
そのため別名「パーカータイプ」とも呼ばれています。
インクの発色・かすれ
発色はとても良いです。
一般的に油性インクは水性インクやジェルインクよりも発色がやや悪いとされています。
そこで、ジェルインクを使っている、ゼブラのサラサと比較してみました。
写真では分かりにくいかも知れませんが、発色の良さはサラサとほとんど変わらないように感じました。
一方、インクのかすれについては、気にならない程度ですが、書き始めなどに少しかすれてしまいます。
また、弱めの筆圧で書いているときにもかすれがみられました。
軽い力でさっと書くのが好みという方には、このインクはあまり合っていないかも知れません。
純正のインクがあまり好みじゃないという方は、ジェットストリームなどの他のG2規格のリフィルに変えるという方法もあります。
推奨されているわけではありませんが、好みのリフィルを入れて使うのも楽しみの一つでしょう。
持ちやすさ
写真で比較すると、ジョッターのグリップ部は他のペンに比べてかなり細身であることがわかります。
なので、人によっては細すぎて持ちづらいと感じるかも知れません。ですが、ほとんどの人にとっては気にならない程度でしょう。
実際に使ってみると、持ち手の細さが細かい筆記をするときにはピッタリで、ちょうどいい安定感があります。
また、使っていて少し滑りやすさを感じました。
軸のツルツルとした質感は高級感が合っていいのですが、その質感のせいで指が湿っている時などはよく滑ります。
滑り止め加工は何も施されていません。
グリップ力は優れているとは言えないでしょう。
その分、質感やデザイン性は非常に素晴らしいです。
書き味
ジョッターはコツコツとした書き味で、使っていてとても楽しいです。
重さは15gとあまり重すぎず、全長は13.2cmと少し短めです。
そのため非常に取り回しが良く、急なメモでもすぐに取り出せて書ける、そんな手軽さを持ち合わせています。
書き味に関しては、普段ジェットストリームに慣れている身からすると、やはり少し重く感じました。
ジェットストリームほどサラサラとした滑らかさは無いので、細かい筆記では少しストレスを感じてしまいました。
しかし、この点はジェットストリームのリフィルに変えれば良いのであまり大きい問題にはならないでしょう。
プレゼントとして最適
ジョッターはプレゼントとして最適です。
- あまり高すぎない値段
- 高級感あるデザイン
- 歴史あるブランド
長い歴史と優美なデザイン。それでいてお財布にも優しい。
化粧箱も付属しているので、贈り物としてきっと喜んでもらえるはずです。
まとめ:リーズナブルな高級ブランドペン
ジョッターは書き味が非常に楽しく、また、高級ブランドのわりにはリーズナブルです。
お手頃に高級ブランドであるパーカーのペンを使うことができます。
日常使いとしても、プレゼントとしても最適です。
カラーバリエーションは、今回紹介したブラック以外にも豊富に揃っているため、自分にぴったりな一本を選べる点も魅力的です。
リーズナブルながら、高級感があり、楽しい書き味を味わえる。
少しワンランク上のボールペンを探している人にぜひおすすめしたいです。